Raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは?ラズパイでできることまとめ

2018.12.10

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは?ラズパイでできることまとめ

Raspberry Pi とは、イギリスのラズベリーパイ財団が研究・教育用途で開発した小型・軽量のシングルボードコンピューター(※1)です。安価に入手できIoT開発にも活用できるため、ビジネス用途/個人用途ともに広く普及し、『ラズパイ(RasPi)』の通称で親しまれています。

今回は、そんなRaspberry Pi について5分でよく分かる解説を致します。

※1 シングルボードコンピューター・・・1つの基盤上にCPUやメモリ、ストレージ、その他各種必要な電子部品や回路などを搭載して作られたコンピューターのこと。

Raspberry Piとは?

Raspberry Pi とは、小型・軽量のシングルボードコンピューターです。もともとはコンピューターサイエンスに手軽に触れられるように、という意図でイギリスのラズベリーパイ財団によって研究・教育用途で開発されました。安価に入手できるマイクロコンピューター(マイコン)として世界中で人気があり、2012年 2月に初代Raspberry Piである「Raspberry Pi 1 Model B」が発売されてから様々なモデル・世代が登場しています。

ラズパイの主な機能

Raspberry Pi は、CPU・メモリ・ストレージ等を搭載した小型のコンピューターです。Linux等のOSをmicroSDにインストールして使用することができ、コンピューターを使用した簡単な玩具の制作から業務用途での機器制御・稼動などに活用できます。USBポートやHDMI端子など豊富な端子を搭載しているため、実現できる用途も多種多様です。また、有線LAN / 無線LAN を搭載しており、IoTシステム構築における要としての機能も果たします。

ラズパイの強み

Raspberry Pi の強みは、簡単に言えば以下の3つです。

●安価
●小型・軽量
●高い汎用性


安価で気軽に手を出せること、小型・軽量で無駄なスペースを取らないこと、汎用性が高く使い方次第で様々な仕組み・機能を実現可能であることなどがRaspberry Pi の強みです。例えば、「決まったリズムでLEDを点滅させる」「気温が一定値を超えたらファンを回す」など、Raspberry Pi でできる簡単な処理はPCなどの大きなコンピューターを使用しても当然実行可能ですが、PCの場合その処理に必要のないスペック・機能が備わっているため、設置に必要なスペースや消費する電力が大きくなってしまいます。最低限の機能を持ったコンピューター(マイクロコンピュータ、マイコン)を使用したい際にRaspberry Pi は活躍します。

モデル別 / スペック比較表

モデルによって違いがありますが、Raspberry Pi には以下のものが搭載されています。
(※ ここでは、分かりやすいようにスペックの違いを簡略化してご紹介しています。詳細は各製品の公式ホームページまたは正規販売代理店などのページをご覧ください。)

Raspberry Pi の モデル別 / スペック比較表

Raspberry Pi でできること

機器への組み込み開発

機器内部の電子回路やモーターなどの制御ができます。電子工作やロボット制作などにおける、制御パーツとして活用可能です。小型・軽量で多様な端子を搭載しているため、簡単に組み込めます。

サーバー構築

Raspberry Pi は、OSをインストールして使用することができること、また有線LAN / 無線LANを搭載しておりインターネットに接続できることを既にお伝えしたかと思います。これらの機能を備えていることに加えて安価に入手できるため、Raspberry Pi は低コストでのサーバー構築にも活用できます。例として、サーバーを複数台用意する場合にLinux等の無料で利用できるオープンソースOSとRaspberry Piを使用すれば低コストでサーバーを構築できます。また、組み込みLinuxを使用してアプリケーション開発を行ったり、アプリケーションサーバーとして動作させることもできます。Raspberry Piでサーバー構築をすることで、コスト削減消費電力の大幅な削減ができます。

IoTシステム構築

小型で安価、かつインターネット接続が可能なRaspberry Pi は、IoTシステムの構築の要として機器や設備に組み込んで活用できます。多様な端子を搭載しているため、制作したいIoTシステムを実現できる汎用性も高いです。例えば、複数の機器 / センサー等からの情報を収集して、ネットワークを通じて外部のデバイスに送信するなどといったことができます。具体的な例では、部屋の温度や湿度をセンサーで検知して離れた場所にあるスマートフォンへリアルタイムに通知を出したり、複数の機械から情報を収集して必要な情報のみまとめて外部へ送信したりなど、用途・目的に合わせた様々な例が考えられます。

話題のIoT開発で利用する場合の注意点

近年のIoT技術の発展や普及の影響もあり、Raspberry PI は、IoTシステム構築の用途で取扱われることが多くなっています。とはいえ、Raspberry PI はもともと研究・教育用途で開発されたコンピューターです。実際に導入を検討される前に、以下の点を抑えておくことをおすすめします。

耐久性

もともと研究・教育用途で開発されたため、24時間365日稼動し続けることを前提にした設計になっていない。また、システムをRaspberry PI に搭載されたSDカードにインストールして運用することになるため、耐久性がSDカードに依存してしまう。

リモートでのメンテナンス・保守ができない

機器・サーバーは定期的なメンテナンスや保守が欠かせません。Raspberry PIを使用するい場合、アップデートなどのメンテナンスをリモートで行うことができないため、オンサイトでの作業が必要になります。

取扱いに精通した人材が必要

Raspberry PI でIoT機器やシステムの開発・構築を行う場合、Raspberry PIを組み込むための知識を持った人材がいることが必要になります。例えば、Raspberry PIに組み込み開発のOSをセットアップしてプログラミングを行ない、他の機器と接続して思い描いた通りの動作をさせるだけでもその分野に詳しい人材がいる必要があります。機器のメンテナンスや保守、交換などを行うためにも、Raspberry PI の取扱いに精通した人材を継続して確保する必要がでてきます。

終わりに

いかがでしたか。Raspberry PI についてご理解いただけたでしょうか。Raspberry PI は必要最低限の機能を搭載した小型コンピューターであり、かつ様々な用途で活用できる汎用性の高さを持ち合わせた素晴らしい機械です。

ただし、もともと研究・教育用途で開発されているため、24時間365日稼動することあまり向いていなかったり、システム構築へ活用する際は専門的な知識が必要になるなどの短所もあります。特にIoTシステム構築を1から行うこと自体が目的ではない場合は、STBIoTコントローラーなどといった機能に特化した小型コンピューターを組み込み開発に活用する、という手段もあります。STBIoTコントローラーなど、IoT開発に活用できる小型コンピューターをお探しの方は、以下のリンクから製品情報をご覧いただけます。


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